幕末―信州・筑摩の山麓にその農家は建てられました。
現在でも日本の各地では、地域の風土・風習を土台として造られた 美しい民家が多く残っています。
麓庵のあるこの家もまた、信州の土に生まれ、山々を望み、人々を育んで百数十年を経てきました。
甍(いらか)の波と新緑の海。雪風に煙る山、囲炉裏のおき火。格子戸ごしの真っ赤な紅葉・・・。
民家と、民家を取り巻く風景は、妨げあうことなく 自然に溶け合い、調和しています。
とんかつと共にそんな空気も味わって頂ければ幸いです。
店内には四季の草花をあしらい、
揚げ物に信州の旬を添える―
かつ玄では「季節」を大切にしています。
とんかつではなかなか出せない「松本の旬」を、お食事の中で感じていただけるよう地元の食材を取り入れてご提供いたします。
春先のふきのとうや山菜、冬の野沢菜漬けなど。 四季のうつろいとともに 登場する土地の味。
「昔くさい」古民家で、 より一層の「田舎くささ」をご堪能いただけたらと思います。
季節を五感で感じられる田舎家で
かつ玄のとんかつをお召し上がりください。
ご案内図